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先進農業事情

宮城県大崎市(有)蕪栗千葉農場 千葉孝志

日本最大の渡り鳥の飛来地を舞台に有機栽培にこだわったブランド米を生産

有機栽培へのこだわりが販路開拓に結び付く

それにしても、高品質で付加価値の高い米を作っても、難しいのは販路の開拓。千葉さんはどのようにして売り先を探し、大手の企業との取引に成功したのだろうか。

「最初はポット苗生産グループの仲間の紹介で、減農薬の米を探していた『大地を守る会』から声がかかりました。早速、米づくりへの熱い想いを伝え、消費者はどんな米を求めているのかニーズを聞くために、マガンが来る時期に蕪栗ツアーを企画して交流会を開いたのです。これが功を奏して平成5年から契約栽培が始まりました。安定的に計画栽培ができる契約栽培は魅力でしたね」

しばらくして「びっくりドンキー」を経営する(株)アレフからもアプローチがあり、熱い想いを一生懸命訴えることで、担当者の心を掴み、契約に至った。そうした積み重ねで現在がある。

蕪栗米を全国ブランドに発展させるために

渡り鳥から越冬地として選ばれた、たくさんの生き物が生息する希少価値のある環境。その風土の中で手をかけて生産した自慢の「蕪栗米」は、今や地元で人気の地域ブランドとなった。 この米をもっと広く全国の消費者に提供し、全国区ブランドに発展させたいと、積極的に販路の拡大に取り組んでいる。例えば、大手外食産業や食材流通組織だけでなく、一般消費者に対してもホームページや通販サイト、フェイスブックでPR。 さらに、山形県で品種開発されたコシヒカリと肩を並べるおいしい米として脚光を浴びている「つや姫」に注目。無農薬で栽培してみたところ、「これを食べた人は必ずリピーターになる」と千葉さんは確信。「山形のつや姫」ではなく「蕪栗のつや姫」に育てたいと生産・販売を開始すると、早くも外食産業からオーダーが来たそうだ。

千葉さんの試みは多岐にわたり、「蕪栗のつや姫」もその一環に過ぎない。それほどまでの精力的な姿勢を維持できる原動力は、やはり消費者においしいお米を食べて貰いたいというただ一つの想いに尽きるようだ。

「命がけで仕事をしてきた気がします。手塩にかけて作った米をもっと多くの人に食べていただきたいので、ホームページも立ち上げて一般の消費者向けの販売も開始しました。仲間たちは他の農家から委託を頼まれたらどんどん作っていいよ。全部私が売ってあげるからといってます。そうなると乾燥施設も大きくしないと。1万俵の処理能力を持つカントリーエレベーターを自分で立ち上げるのが次の目標です」

自然と共生しながらも、システム化を図る千葉さんの夢は広がりの一途をたどる。それが叶う日もそう遠くはないだろう。

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