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先進農業事情

宮城県大崎市(有)蕪栗千葉農場 千葉孝志

Profile

個人経営から平成17年に法人化。千葉社長の他に社員4名(妻、長男含む)で有機JAS米を約40ha生産。さらに、自ら組合長を務める蕪栗米生産組合が生産する有機JAS米と特別栽培米を全量一括して買い取り、販売する。総出荷量は年間2万俵に及ぶ。

日本最大の渡り鳥の飛来地を舞台に有機栽培にこだわったブランド米を生産

水田は人間にとって食糧生産び重要な場であると同時に、渡り鳥にとっては餌場や休息地であり、また魚や水生昆虫にとっては棲みかである。自然界のバランスを維持し、農業と自然との共生が時代のテーマとなっているが、そのお手本ともいえる取り組みが宮城県大崎市蕪栗地区で行われている。

十万羽のマガンが越冬し多彩な生物が棲む自然郷

大きな羽音とともに、シベリアから越冬に来ていた約10万羽のマガンの最後の群れが、一斉に沼から飛び立った。 鳴き声をあげながら空を乱舞し、やがてV字編隊をなして北の空へと帰っていった。それを見送った(有)蕪栗千葉農場の千葉孝志代表は「さあ、いよいよ今年の米づくりが始まるぞ」と足早に育苗ハウスに向かった。

ここは日本最大級の渡り鳥の飛来地・宮城県大崎市蕪栗地区。蕪栗沼を中心に湿地帯や水田が広がり、マガンやハクチョウ、ドジョウ、フナ、カエルなどの他、絶滅寸前の希少生物も棲息しており、国際的に重要な湿地の生態系を守るラムサール条約にも登録されている。 一年を通して様々な表情を見せる自然。その中を時間がゆっくり流れる。 多様な生き物たちにとってかけがえのない豊かな自然と風土を維持するために、この地で農業を営む人はヨシやカヤが生い茂った一角を沼に戻したり、用水の管理をしながら、環境に配慮した農業を行っている。 その筆頭が千葉さんだ。

有機米や特別栽培米を大手有名企業と契約栽培

「有機肥料中心の土づくりに力を入れ、自然再生を目標に田んぼの生き物と共生しながら米を栽培する。 これをポリシーに、私個人は約25haで特別栽培米(農薬、化学肥料不使用)と有機米を作っています。 さらに、周りの農家にも呼びかけて仲間づくりを進め、現在60名で蕪栗米生産組合として計250haで、有機JAS米や特別栽培米を生産しています。皆、この風土ならではのいい米を作ろうという熱い想いの持主ばかりで一生懸命取り組んでいますよ」と千葉さんは胸を張る。

各人が作る米の品質が均一になるよう、組合員は千葉さんの指導のもと同じ資材を使い同じ栽培基準で生産する。 収穫前には米の品質検査を実施。すべての田を回り、1枚につき2カ所から穂のサンプルをとり、日本穀物検定協会に依頼して食味値や整粒割合を計ってもらうという念の入れようだ。

こうして収穫された米は、千葉さんが一括して買い上げ、常温除湿乾燥システムで乾燥・調製を行った後、「Re蕪栗米」のブランド名で販売する。売り先の半分は安心・安全な食材にこだわる外食メーカー(ハンバーグレストランを全国展開するびっくりドンキー)や安全な食材を宅配する宅配専門団体(大地を守る会、らでぃっしゅぼーや)との契約販売、残り半分は大手精米卸販売業者(神明など)に卸す。 総出荷量は年間約2万俵、金額にして4億を超える。

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